【Movie】オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年)

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年)

 勝利の道筋を探し続ける。気軽に非日常に浸れるタイムループ映画。

没入感:8.0/10

物 語:★★★★★

映像美:★★☆☆☆

音 楽:★★☆☆☆

字幕/吹替:吹き替えがしっくりきます

時 間:113分

ジャンル:SFアクション

どんな映画か(ネタバレなし)

「目覚めたら会いに来て 目覚めたらわたしを探して」

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」より

Synopsis(あらすじ)

 突然空が明るくなり、世界各地で空から謎の発光体が降ってくる。はじめは隕石の衝突と思われていたが、これは明らかに何者かによる攻撃だった。近未来の地球、5年前に発光体が飛来して以降、ヨーロッパは「ギタイ」と呼ばれるエイリアンに侵略され多くの犠牲者を出していた。

 しかし、侵略から5年目にしてヴェルダンという地域で局地的に人類は勝利を納める。この勝利に人類は沸き上がり、ギタイへの総攻撃を仕掛ける。その西部方面上陸部隊の中にケイジ二等兵(トム・クルーズ)の姿があった。彼は、この作戦が失敗に終わることを知っていた。彼は、この戦場で何度も死に、ずっとタイムループを繰り返していた。

Highlights(見どころ)

 本作は、いわゆる “ タイム・ループ ” をメイン設定に置いた映画になります。また本作は、近未来の地球を舞台にしており、SF的要素もあるアクション作品で、気軽に非日常を楽しめる作品になっていると思います。

 主人公のケイジはもともと軍の広報を担当する士官であり、前線に送り込まれるような兵士ではなかったのですが、総攻撃の際は、カメラ班とともに現場へ行くように上官から命じられます。彼は現場が苦手で広報の仕事をしていたこともあり、なんとか命令を覆そうとするのですが、結局、命令違反と見なされ、脱走兵として最前線基地へ送り込まれてしまいます。

 上陸後、彼が目の当たりにしたのは、奇襲攻撃だったはずが、ギタイの待ち伏せに遭い、皆殺しにされていく人類軍の惨状でした。彼自身もギタイに強襲され、命を落とそうとする中、彼はギタイとともに対人地雷により自爆を図ります。そして、そこから彼のタイム・ループが始まります。

 ケイジは、人類がギタイに敗北する未来を変えるために、何度も何度も死んでは戻り、死んでは戻るを繰り返しまていきます。彼が人類を勝利に導く過程を楽しむ作品といった感じです。決して重い作品ではなく、気軽に楽しめる作品ですので、ぜひご覧になってみて下さい。


Uroko

映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』本予告/ワーナーブラザーズ公式チャンネル(YouTube)

作品情報

制作年:2014年

制作国:アメリカ

監 督:ダグ・リーマン

出 演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント他

ジャンル:SFアクション

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