ホテル・ムンバイ(2018年)
突然、恐怖に覆われた五つ星ホテル。極限の混乱と恐怖の中、自分ならどうするだろうと思わずにはいられない。圧倒的な展開に、息を飲む映像体験ができる。実話に基づく作品。
物 語:★★★★★
映像美:★★☆☆☆
音 楽:★☆☆☆☆
字幕/吹替:字幕がオススメ
時 間:123分
ジャンル:ノンフィクション、スリル
どんな映画か(ネタバレなし)
「順番に客を処刑しているようです 1階ずつ 1部屋ずつ」
「ホテル・ムンバイ」より
Synopsis(あらすじ)
2008年に実際に起きたムンバイ同時多発テロを描いた実話に基づく作品。舞台はインド・ムンバイにあるタージマハル・ホテル。ホテルは武装したテロリストに占拠されるが、地元警察では対処できず、1300キロ離れたニューデリーから特殊部隊が到着するのを待つしかなかった。ホテル従業員と宿泊客の緊迫の脱出劇を描く。
Highlights(見どころ)
自分ならどんな選択をする?と、思わずにはいられない作品でした。執拗に命令を果たそうとする少年テロリストたちを目の当たりにし、ただただ恐怖に覆われ、音楽などは挿入されず、ひたすら悲鳴と銃声音が続きます。極限の状況、極限の緊張の中で、逃げるしかない従業員と宿泊客。冷静でいられる者、自分を見失ってしまう者、感情に任せて行動する者、疑心暗鬼になる者、生き残るために何かを捨てる者、そして勇気ある者。それぞれの選択が描かれていきます。
中でも誠実でいて勇敢なホテル従業員たち、彼らの誇りある行動には心が震える思いがします。主演のデーヴ・パテールの実直で優しい誠実な表情は、殺伐とした雰囲気においてとして印象的でした。
極限の状況に引き込まれ心震える映像体験ができる作品ですので、ぜひ見てみてください。
Uroko
作品情報
制作年:2018年
制作国:オーストラリア・アメリカ・インド
監 督:アンソニー・マラス
出 演:デーヴ・パテール、アーミー・ハマー、ナザニン・ボニアディ他
ジャンル:スリル、ノンフィクション
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