トレイン・ミッション(2018年)
朝6時起床、ネクタイを締め、同じ列車に乗り通勤する毎日。生活は決して楽ではない。子供の大学進学、住宅ローンが重くのしかかる。そして解雇 ――。サラリーマンにとって他人事とは思えない重たい現実から、通勤列車という日常的舞台をスッと非日常に転換させてくれる。主人公と一緒に振り回されて楽しもう。
物 語:★★★★★
映像美:★★☆☆☆
音 楽:★★☆☆☆
字幕/吹替:字幕がおススメです。
時 間:105分
ジャンル:アクションスリラー
どんな映画か(ネタバレなし)
「乗客の中で 普段 見かけない人を見つけるの」
映画「トレイン・ミッション」
Synopsis(あらすじ)
家族を守るため懸命に働いてきたマイケル(リーアム・ニーソン)だったが、勤めていた保険会社から突然解雇を言い渡される。息子は大学進学を控え、住宅ローンの返済もある。妻になんと言えばいいのか。失意の中、いつものように列車に乗り自宅へ帰ろうとしていた。
いつもの列車の中で、見知らぬ女性に声を掛けられる。乗客の中に普段見かけない人を見つけることができれば、10万ドルの報酬が得られるという。半信半疑に思いつつも、マイケルは列車の乗客を調べ始める。
Highlights(見どころ)
『フライト・ゲーム』のリーアム・ニーソンとジャウマ・コレット=セラ監督が組んだアクションスリラー第2弾です。『フライト・ゲーム』もそうでしたが、巧みなミスリード、伏線がちりばめられたストーリーになっており、主人公のマイケル(リーアム・ニーソン)と一緒に振り回される楽しさがあります。
本作は、主人公のマイケルが毎日使っていた通勤列車を舞台にしています。年齢、職業など多様な乗客たちが列車という閉鎖空間に会し、ひとたび発車すれば次の駅まで誰もその場から抜け出すことはできない状況で物語は展開していきます。(まさに『フライト・ゲーム』の列車版です。)
『フライト・ゲーム』の列車版と言ってしまえば、それまでなのですが、やはり本作も緊迫感や臨場感を感じさせ、観る側も一緒に振り回してくれる巧みなストーリーは健在です。短めの作品なので気軽に楽しめると思います。
アクションスリラー映画ということもあり、素敵な映像・音楽を楽しむといった作品ではないですが、展開にすぐ引き込まれていく作品ですので、ぜひご覧になってみて下さい。
主演のリーアム・ニーソンは強さ・逞しさと哀愁ある優しを感じさせてくれますね。ハマり役です。そしてヴェラ・ファーミガはやっぱり綺麗!ヴェラ出演作、『8ミニッツ』や『エスター』も今後紹介していきます。
uroko
作品情報
制作年:2018年
制作国:アメリカ、イギリス
監 督:ジャウマ・コレット=セラ
出 演:リーアム・ニーソン、ヴェラ・ファーミガ他
ジャンル:アクションスリラー
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