コンスタンティン(2005年)
宗教、悪魔、超常現象、日常を非日常に変える「解釈」を教えてくれるオカルト。惹かれはするが、怖いから基本観ない。本作はオカルトでもファンタジーテイスト。静かにゆっくり映像と物語を楽しもう。
物 語:★★★★★
映像美:★★★★☆
音 楽:★★☆☆☆
字幕/吹替:字幕がオススメ です。
時 間:121分
ジャンル:オカルト、ファンタジー
どんな映画か(ネタバレなし)
「お前だけは私が自分で迎えに来る気だった」
「コンスタンティン」より
Synopsis(あらすじ)
女性刑事アンジェラの双子の妹イザベルが病院の屋上から飛び降り自殺をする。自殺はキリスト教において罪とされ、自殺をすれば魂は地獄へ落ちる。妹は —神を心から敬愛していた— 敬虔なカトリック教徒。自殺なんて考えられなかった。アンジェラは、悪魔祓いの専門家(エクソシスト)のジョン・コンスタンティンを訪ねる。
この世界は天国と地獄の狭間にある。天使も悪魔も人間界には入ってこれない。代わりにハーフブリードと呼ばれる使者たちが、それぞれの使者として人間に交ざって暮らし、人に影響を与えようとしている。ときにルールを破るハーフブリードが現れれば、地獄へ送り返し、善悪の均衡を保つことがジョン・コンスタンティンの生業であった。しかし、その均衡が崩れかけているような違和感を感じ始めていた。アンジェラと調査を進めるうちに、彼女こそ違和感の鍵を握る人物だと判明していく。
Highlights(見どころ)
本作は、囁くような静寂によって、とてもいい不穏な雰囲気を作りだしている作品です。静寂と動のメリハリ、天使、悪魔、地獄といったものの映像表現も十分な迫力とリアリティがあり、しっかりと世界観に浸らせてくれる映像の力があります。そして、物語には見事な「落ち」がある作品ですので、ぜひご覧になってみて下さい。
ティルダ・ウインストンが天使側のハーフブリードであるガブリエル役として出演されています。ティルダ・ウインストンの浮世離れした“ 天使感 ”は半端じゃないというのが、一番印象に残る作品でもありました。まさにハマり役ですね。本当に素敵な役者さんだと思います。
Uroko
作品情報
制作年:2005年
制作国:アメリカ
監 督:フランシス・ローレンス
出 演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、ティルダ・ウインストン他
ジャンル:オカルト、ファンタジー
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