クワイエット・プレイス(2018年)
物音を立ててはいけない、奴らは音に反応し襲ってくる――。少しの音も立てられないという息苦しさ、物音で走る緊張。音声を使用しないことで緊迫感を表現し、観るものを引き込んでいきます。音を立ててはいけないということが、こんなに非日常な世界を作り出すとは思ってもみませんでした。
物 語:★★★★☆
映像美:★★☆☆☆
音 楽:★★☆☆☆
字幕/吹替:字幕がオススメ です。
時 間:90分
ジャンル:ホラー
どんな映画か(ネタバレなし)
「わかるだろ 音がするから」
「クワイエット・プレイス」より
Synopsis(あらすじ)
地球に隕石が飛来する。隕石とともに地球に侵入した生物は極めて高い聴覚を持ち、かすかな音にも反応し、人を襲ってくる。世界はこの謎の生命体によって瞬く間に支配されていく。なんとか生き延びようと静寂の中で暮らす一組の家族を描く。
Highlights(見どころ)
「音を立ててはいけない」 ― ただこれだけのことのように思うことが、これほど人間の生活を困難なものにするなんて、思ってもみませんでした。食事や洗濯、単なる移動に至るまで、常に緊張を要求され、息が詰まる思いになります。同時にそれは、見るものに日常では感じ得ないスリルと緊張感を与えてくれるものでもあります。音を立てれば殺される。そんな静寂に包まれた生死をかけた緊張感は、見るものを強く作品に引き込んでいきます。
本作は、無音のシーンも多く、音が立つと緊張が走るという静寂と緊張のコントラストが見事な作品です。また、「音を立ててはいけない」ということが、日常を一気に非日常に一変させてしまう新感覚なホラー映画です。そして、とても没入度の高い作品になっていますので、ぜひご覧になってみて下さい。
父親役のジョン・クラシンスキーの “ 優しい存在感 ” は本作でも健在です。
Uroko
作品情報
制作年:2018年
制作国:アメリカ
監 督:ジョン・クラシンスキー
出 演:ジョン・クラシンスキー、エミリー・ブラント 他
ジャンル:ホラー
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