アイデンティティー(2003年)
雷雨の夜、大雨の影響でとあるモーテルに閉じ込められた男女11人が次々と命を落としていく。疑心暗鬼にとらわれていく残された者たち。そして並行して描かれる連続殺人鬼の再審理。―― 巧みなミスリードで何度も予想を裏切られ、展開に引き込まれていく。わたしがサスペンス映画好きになったきっかけの作品。
物 語:★★★★★
映像美:★★☆☆☆
音 楽:★★☆☆☆
字幕/吹替:字幕がおススメです。
時 間:91分
ジャンル:サスペンス
どんな映画か(ネタバレなし)
Synopsis(あらすじ)
6人の連続殺人事件を起こした被告の死刑執行前夜、弁護側の要求により真夜中に再審理をおこなうことに。再審理に同席するために被告は移送中だった。一方、とあるモーテルでは嵐により身動きがとれなくなった男女11人が集まっていた。――支配人、女優、使用人、夫婦、子供、売春婦、そして囚人を移送中の警察官も。モーテルで嵐をやり過ごそうとしていた11人だったが、女優の惨殺遺体が発見され、そしてまた一人――。残された者たちはパニックと疑心暗鬼に陥っていく。
Highlights(見どころ)
映画を観ていると無意識にこの先の展開を予想してしまうものです。本作は効果的なミスリードがちりばめた作品で、観る側は何度も展開予想の修正を迫られます。そして修正したところできっちり裏をかかれる巧みな脚本は見事。息つく間もなく進む90分間です。
また、雷雨の夜のモーテルという閉塞感漂う舞台に非日常的な雰囲気を感じさせてくる作品です。そして、並行して進む死刑囚の再審理の成り行きがどのようにモーテルの11人と関係してくるのか ―― 展開の速さに序盤からしっかり物語に引き込んでくれ、サスペンス映画の面白さを教えてくれた作品
uroko
作品情報
制作年:2003年
制作国:アメリカ
監 督:ジェームズ・マンゴールド
出 演:アマンダ・ピート、ジョン・キューザック、レイ・リオッタ他
ジャンル:サスペンス
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